2014年3月14日金曜日

不倫が確かになったその日

探偵に調査を依頼した日がきました。

当初より、依頼当日は質問があれば探偵より連絡をいれるが、
それ以外の連絡は調査の邪魔になるのでしないで欲しいと探偵側より要望がありました。
なんでも不倫の現場から連絡を入れると、その場所に怒った依頼者が乗り込んでしまい、
撮りたい映像が取れず、調査を台無しにしてしまうケースが過去にあった為のようです。
場所が分かっても調査中は教えないが、調査報告書には記載するとの事でした。

調査日の夜は寝付けなかったのを覚えています。
今頃映像が撮れているのかいないのか。
もちろん不倫なんて認めたくはなかったのですが、
反面、費用をかけている為現場は抑えて欲しいと矛盾した気持ちでした。

布団で横になっている私に現地にいる探偵から連絡が入ります。
「今二人を確認しました。しっかり追えています。今日はお休みになってください」
二人が会う日だと確信をもって探偵に依頼しているのですが、
こうハッキリと伝えられると眠れるわけがありません。

こちらから連絡をいれてはいけない約束なのですが、
居ても立ってもいられずこちらから連絡してしまいます。
どこで二人は会っているのか。の問いに、
「それ程遠くありません、急に二人が部屋から出ても撮影できるよう電話を切らせてほしい」
と言われ電話を切りました。

布団に横にはなっているのですが眠れません。
天井を見つめながら今後の事をあれこれ考えているうちに出勤時間を迎えます。

出勤途中の電車内で、私が依頼した探偵から連絡が入ります。
「今男とアパートから出てきました。撮影は問題ない。二人の表情等から明らかに不倫ですね」
この後にもメールで連絡が入りますが覚えていません。


妻との出会い。告白。デート。プロポーズ。
子供が生まれて喜んで苦労して。家族の楽しい会話、旅行の思い出。
全てが壊れる感覚が襲ってきます。


気が遠くなり、吐き気というかとても気分が悪くなり、
京急品川駅で途中下車し、うずくまってしまいました。
目の前を行き来する電車に飛び込んでしまいそうでした。
ホームにある細い柱に腕をまわし、しばらく動けなかったと思います。

不倫していると思っているのと、実際に現実を知るのとでは全く別です。
この日から半分死んだような生活が始まります。


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