2035年10月1日月曜日

Introduction

妻の不倫に苦しんだ日々


この備忘録は弁護士により陳述書としてまとめられ裁判で使用されました。


右枠にありますブログアーカイブの2011年4月から、または下のリンクからお読みください。
(※ブログの投稿日は備忘録の日付にしています。)

※この順番で読むと分かりやすいです。

2014年3月15日土曜日

この日記の要約

妻の不倫が発覚してから約一年ほど日記をつけましたが、
忙しくて全部読めない方へこの日記を要約しました。
(これから日記を読んで下さる方も、この要約を読んでから見ると分かりやすいと思います)

妻との出会いは学生時代のアルバイト。私も妻も学生でした。
永いお付き合いの後、25歳で結婚。子供3人に恵まれました。
一戸建ても購入し、益々頑張らなければならない30代半ばに妻の不倫が発覚しました。

よく出る名前
M・・・妻
S・・・妻の不倫相手 職業:薬局チェーン店員 バツイチで子供は元嫁側
E・・・私が依頼した弁護士
その他・・・妻の母(義母) 妻の妹(義理の妹)など

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ある日突然離婚を切り出された私

どうも腑に落ちず夜中に妻のバッグを見てしまう

そこにはある男との不倫を裏付ける手帳のメモ

問い詰めるも白を切る妻。そして妻は外泊を繰り返すようになる

事実が知りたくて興信所に依頼すると「ママ友の家に行っている」というのは嘘で、
自宅から数百メートルしか離れていない場所に男が準備したアパートで逢瀬を重ねていた。
※日記では「アパート」、「例のアパート」と書かれています。
※そのアパートには駐車場が無い為、近くの店舗の駐車場に車を止めていました。
日記では「近所の駐車場」「某駐車場」と記載しています。

弁護士に相談。男に対し警告する内容の通知を行う。
(男には弁護士を通して強硬に、妻には時間をかけ話し合いで解決しようと考えていました)

状況が改善せず一年ほど時間が経つなか、私の気持ちはある考えにたどり着きます。

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2014年3月14日金曜日

不倫が確かになったその日

探偵に調査を依頼した日がきました。

当初より、依頼当日は質問があれば探偵より連絡をいれるが、
それ以外の連絡は調査の邪魔になるのでしないで欲しいと探偵側より要望がありました。
なんでも不倫の現場から連絡を入れると、その場所に怒った依頼者が乗り込んでしまい、
撮りたい映像が取れず、調査を台無しにしてしまうケースが過去にあった為のようです。
場所が分かっても調査中は教えないが、調査報告書には記載するとの事でした。

調査日の夜は寝付けなかったのを覚えています。
今頃映像が撮れているのかいないのか。
もちろん不倫なんて認めたくはなかったのですが、
反面、費用をかけている為現場は抑えて欲しいと矛盾した気持ちでした。

布団で横になっている私に現地にいる探偵から連絡が入ります。
「今二人を確認しました。しっかり追えています。今日はお休みになってください」
二人が会う日だと確信をもって探偵に依頼しているのですが、
こうハッキリと伝えられると眠れるわけがありません。

こちらから連絡をいれてはいけない約束なのですが、
居ても立ってもいられずこちらから連絡してしまいます。
どこで二人は会っているのか。の問いに、
「それ程遠くありません、急に二人が部屋から出ても撮影できるよう電話を切らせてほしい」
と言われ電話を切りました。

布団に横にはなっているのですが眠れません。
天井を見つめながら今後の事をあれこれ考えているうちに出勤時間を迎えます。

出勤途中の電車内で、私が依頼した探偵から連絡が入ります。
「今男とアパートから出てきました。撮影は問題ない。二人の表情等から明らかに不倫ですね」
この後にもメールで連絡が入りますが覚えていません。


妻との出会い。告白。デート。プロポーズ。
子供が生まれて喜んで苦労して。家族の楽しい会話、旅行の思い出。
全てが壊れる感覚が襲ってきます。


気が遠くなり、吐き気というかとても気分が悪くなり、
京急品川駅で途中下車し、うずくまってしまいました。
目の前を行き来する電車に飛び込んでしまいそうでした。
ホームにある細い柱に腕をまわし、しばらく動けなかったと思います。

不倫していると思っているのと、実際に現実を知るのとでは全く別です。
この日から半分死んだような生活が始まります。


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2014年3月13日木曜日

私が依頼した探偵事務所について

有名な探偵事務所なら最低でも騙される事はないだろうと考えていました。
有名どころに相談しようと思った私が最初に連絡したのはH1探偵事務所でした。
職場からフリーダイヤルに電話すると女性が出てしっかりとした対応です。
相談内容を伝えると、「それは大変ですね。」と親身に聞いてくれました。
もうこの一言でほだされた私はここに決めようかな、と思ってしまうほどでした。

費用等について質問すると、契約の細かい内容はお伺いしてご説明します。
職場の最寄駅か、自宅の最寄駅まで女性スタッフがお伺いし詳しい説明をします。
もちろん聞いた上で契約しなくても構わないので安心してください。との事。

この後数日間の予定を頭の中で考えていると、
今日お伺い可能です。本日この後の予定はいかがですか?と提案されました。

勤務時間後、私が自宅最寄駅に帰るのは20時頃ですよ?
と伝えると「問題ありません」
電話した時は全く考えていなかったのですが話がどんどん進んでいく感じです。
自宅最寄駅にある喫茶店を指定し、携帯番号を伝えます。
スタッフが駅に着いたら電話を入れると約束し電話を切りました。

約束の時間になりました。

出入口を見ると入ってきた女性が携帯を取り出し操作している様子。
すると私の携帯が鳴りだしました。その女性に手を振り促します。

来た女性は推定50台中頃、普段は農作業をやっていそうな感じです。
スーツはあまり似合っておらず、緩いパーマをかけており近所のスーパーで会いそうな雰囲気です。

簡単にあいさつを済ませ、説明を聞きます。
このブログを見ているあなたが知りたいと思う一番肝心な費用についてですが
残念ながらはっきりと覚えていません。

資料を渡されて説明を受けましたが、
費用が思いのほか高いことと、自宅にいる妻に探偵に依頼しようとしている事がばれないようにと考え、
その資料は捨ててしまいました。
ただ覚えている費用の第一印象は「高いな」です。

説明を一通りした後、その女性が契約書をカバンから出しサインを勧めてきました。
私は価格が高い為契約は残念だけど出来ない。他をあたろうと思うと伝えると、
サインだけして数日後キャンセルで構わないと申し出がありました。

これは私の勝手な想像ですが、おそらくこの女性は地域のアルバイトスタッフで完全歩合制。
時給というものはなく、契約書にサインでいくら。調査実施でプラスいくら。
という給与体系なのだろうと感じました。

私はキャンセル前提ですがせっかく地元の駅まで説明をしにきていただいた恩を感じサインをし、
数日後にキャンセルの連絡を入れました。勿論その後トラブルはありません。

今考えればいろいろと費用を下げる交渉もできたと思います。
実際に依頼はしませんでしたが、相談したH1探偵事務所は説明・対応は丁寧でした。
もし私が費用に困っていなければ依頼していたと思います。 

その後ネットで探したGK探偵事務所に電話をしてみます。
やはりH1探偵事務所と同様、お伺いして説明をするとの事。

地元の喫茶店で待ち合わせをすると、セダンに乗った甘いマスクの男性がやってきました。
身なりも清潔で物腰もやわらかく、私と年齢も近いことから相談しやすいお兄さんといった感じです。

まずH1探偵事務所に相談した事を伝えます。
探偵は「その事務所は実績もあり問題ないと思います」
費用が高いと感じたと伝えると
「H1の調査であればそのぐらいの費用になると思います」
となぜかH1を悪く言いません。

費用について突っ込んだ説明を求めると
H1探偵事務所と同等の調査内容で割安に調査
報告書も迅速に提出するそうです。
個人や建物名を黒塗りした実際の報告書サンプルも見せてもらいましたが、
こんなに詳細な報告をするのか。と驚きました。

その場で契約をしようとすると
H1も実績のある会社だが本当にいいのか。
今日申し込みしてもらわなくても構わない。数日考えたらどうか。
とも言われました。

他社を非難せず、契約を急かさない対応でますます申込みたいという気持ちになりました。
まあ、これはこの探偵事務所の方針なのでしょうが見事でした。

結局この事務所にその場で正式依頼しました。
2度目の調査もこの探偵事務所に依頼をしました。

下の画像が2回の調査費用と報告書となります。

左が1回目の調査で225,750円、右が2回目の調査で94,500円。詳細な報告書とDVD付です。
2回目の調査期間が数日間になっていますが、車を確認しただけの日も含まれる為で実際には数時間です。
2回目の調査費用が安い理由は、1回目の調査で場所と時間が確定していることで少ない人数で対応出来た為です。

探偵に依頼する際に注意する点は料金の支払い方法が「前払いか後払いか」です。
多額の費用を前払いし、確実な証拠が取れるまで無制限に調査を行います。
と宣伝する探偵は注意です。数回調査し、もう裁判に必要な調査は済んだという理由で
依頼者の希望に反して動こうとしないところもあるようです。
私は調査報告書の提出と同時に費用を払っていました。

依頼を検討している方の参考になれば幸いです。

探偵事務所の費用と調査報告書
 


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2014年3月12日水曜日

私が依頼した弁護士について

妻の不倫相手「S」と向き合う際に私は弁護士に相談することを決めていました。
ただし、どういう基準で弁護士を選べばよいか分かりません。

iタウンページで調べた地元の弁護士事務所に電話してみます。

私「すみません、相談したいことがあり電話したのですが」
女性「はぁ。いま先生は外出中です」

次の事務所に電話します。

私「iタウンページを見て電話をしています。相談したいことがあるのですが」
女性「どういった事でしょうか?」
私「お恥ずかしいのですが妻が不倫をしておりまして」
女性「えっ!?不倫ですか・・・」
私「はい・・・」
女性「先生は本日事務所に戻らないのですが」

私よりも年下であろう女性事務員に夫婦問題を告白するのが恥ずかしくてとても嫌でした。
しかもどことなく迷惑そうな雰囲気。

他の事務所では渋い声の先生が直接電話を取りました。
妻が不倫している事。不倫相手を排除したい事。離婚は考えていない事を簡単に伝えます。
すると「ウチの場合は離婚しないケースは取り扱わないんです」と、まさかの返答でした。
おそらくは不倫問題なんて専門外で、企業の顧問などしっかりした稼ぎがあるのでしょう。
慰謝料請求の訴訟も考えていない不倫問題の書面作成業務なんて魅力は無いのだろうなと感じました。
ただ不思議と怒りはありませんでした。「そりゃそーだ」がその時の印象です。

私の経験上ですが、弁護士の探し方は以下が良いと思います。

①地元の急行が止まるくらいの規模の駅名+弁護士 で検索。
②ホームページにアクセスし、離婚問題のカテゴリーがあり、
③フリーダイアルの相談窓口があるところ。 です。
だいたい30分の初回相談無料が設定されているので、
この人だ!と思う弁護士が見つかるまであちこち訪問してみる事です。

私が依頼した弁護士(E先生)はこの手順で知り合いました。
私より少し年下で妻子あり。
サバサバした印象で、無駄話は切り上げたそうにする冷たい人ですが、
仕事は早く、問い合わせのメールもすぐに返すレスポンスの良さがありました。

何よりもE先生に依頼しようと思ったきっかけは、
初回の無料相談時の最後に私がした質問、「先生が私の立場でしたらどうしていますか?」
の問いに間髪入れず「私でしたら袋叩きにしています」と答えた事です。
その時何か胸の内がスッとしたのを覚えています。この先生に頼んでみようと思いました。

このE先生、後日私が依頼していないのに作成した書面を不倫相手のSの勤務先店舗に
手渡しで持っていき私をヒヤヒヤさせました。

E先生。初回の相談時にこう言ったのを覚えています。
「私が担当した類似のケースは残念ながら全て離婚になっています。男性側が我慢できなくなってしまうんです」

・・・・・。

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2014年3月11日火曜日

離婚カウンセラーとの会話体験

体調が悪く会社を休みネットを見ながら過ごしていた時、
離婚カウンセラーの広告が目に入りました。

その事務所の女性代表者が20分無料で電話相談に応じます。との事。年齢は50代中頃。
ホームページを見るとバツイチで子育てをしながら自立して頑張っているようです。
離婚カウンセラーと銘打っているが、家族問題全般の相談に応じるらしい。

相談できる人も居らず、悶々としていた私にとって
女性の意見が聞けるまたとないチャンスでした。

恐る恐る電話をするとカウンセラーが電話に出ました。
妻が不倫している事。不倫相手を排除したい事。離婚は考えていない事を簡単に伝えます。
私の場合は離婚になってしまうんでしょうか?と質問するとハッキリと明言せず、
それはあなたの気持ち次第。本当に別れたいと思ったとき離婚すればいい。
今は頑張りなさいとアドバイスされる。
今コレコレこんな状況で苦しいと伝えるとその大変さ私もわかる。頑張れと励ましてくれました。

そうこうしているうちに20分の無料時間が終わります。
カウンセラーはこの後は有料になります。10分ごとに2,000円頂戴します。
と言われますが私は延長料金を承諾し相談を続けます。

妻の気持ちは戻るのか?との問いには、女心としては云々。一般的にはこうよ。とアドバイス。
私としてはその場合はこうしなさい。こう言われたらこう言いなさい。
といったアドバイスが欲しかったのですが、そういった解答はありませんでした。

ただ、よく考えればたった今電話してきた何処の誰だかわからない男に、
明確にアドバイスできるわけがありません。
なるほど、悩みを延々と聞いてくれ、頑張れと励ましてくれるのがカウンセラーなのかと思ったのですが、
次の話をしたときに様子が一変します。

不倫相手に弁護士を通して内容証明の通知をしたのだが、不倫相手がそんなことは無いと白を切ってきた。
と話したところ、カウンセラーの口調がガラッと早口に変わります。

カウンセラー(以下カ)「どんな内容で送ったの?ちょっと教えてください」
私「不貞が疑われる関係を今すぐやめろ。といった内容です」
カ「あらあら、それでは駄目よ。いきなり【不貞】なんて言葉を使っちゃ」
 「そんなこと急に言われれば先方は否定するしかない。
  最初のアプローチは【不純な交際】程度にとどめるべきだったわね」
 「そしたら先方だって否定はできないわけでしょ?最初はそう釘を刺さなきゃ。
  ところでどこの先生に依頼したの?」
私「○○駅に事務所があるE法律事務所です」
電話の向こうでキーボードをたたく音が聞こえます。
カ「ははぁ。若そうな先生ね。こういった経験がまだ足らないのかもしれないわね」
私「そうですか・・・」

どうやらこのカウンセラーは弁護士と連携して通知内容の文言や攻め方のアドバイスもしているそうです。
依頼者の話を聞いたうえで弁護士にもアドバイスをするカウンセラー。いやいや凄い(怖い)です。

結局離婚する気もなかった私は、この後このカウンセラーに電話することはありませんでした。

全員がこういったカウンセラーではないと思いますが、
もし離婚で腹が決まっていて、責任を取らせる方針の方は相談してみるのもよいかもしれません。
私が相談したカウンセラーのホームページを見ると、弁護士・行政書士・不動産屋・探偵と連携をとっており、
相談者を全力でサポートするとの事。

不倫した配偶者と不倫相手にとってはとても恐ろしい存在になるでしょう。
「離婚」カウンセラーの名前は伊達じゃ無さそうです。


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2014年3月10日月曜日

薬に頼ろう

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仕事をしていても全く集中できない。
常に胸を押さえつけられる感覚からくる息苦しさ。
不安がつきまとい眠れない。食事も喉を通らない。減っていく体重。
運動もしていないのにじっとり発汗。やっと眠れた時も尋常ではない寝汗。
居てもたってもいられず社内の各階フロアを歩き回る。
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思い返すとこの時は精神がおかしくなっていたと思います。
今このブログを見ているあなたも大変辛い状況でしょう。
ひとつ言える事は「無理せず薬に頼ってください」
薬はあなたの苦しみを軽減し、これからの戦いのサポートをしてくれます。

当時これはさすがにマズイと藁にも縋る思いで会社の近所にある心療内科に電話をしました。
すると当院は完全予約制で、「今日の今日」で受診はできないと断られてしまいました。
どうやらこの病院に限った話ではなく、心療内科はすべて予約制らしいです。

とにかく診てもらいたいと思った私は、職場近くの小さな内科に駆け込みました。
先生に症状を聞かれたのですが、妻が不倫をしていて。などとは言えず、
仕事で悩んでいて、不眠・不安の症状があります。と嘘をついてしまいました。

先生は専門外なので診断はできない。
とにかく今はこの薬をのんで時間があるときにでも専門の病院に行きなさない。
と言い、

・ソラナックス(抗不安薬)
・マイスリー (睡眠薬)

を処方してくれました。

ソラナックスを飲むと軽く飲酒したようなポワーンとした精神状態になります。
飲みだした当初は強烈な眠気があり、大事な打ち合わせ中に舟をこぐ始末です。
数か月して薬に体も慣れ、眠気は感じなくなりましたが効果も薄くなったように感じました。

先生に最近効果を感じなくなってきたと相談したところ
・パキシル(抗うつ薬)
が処方されました。

ただしこの薬は強烈で、うまく説明できないのですが、
心と脳をつなぐケーブルをバツンと切断されたような感覚です。
心で感じたことが脳に到達しないというか。自分がロボットになった様な気分でした。
その後二日ほど飲んだのですが、本能的にこの薬は自分にはキツイと思い飲むのをやめました。

その内科にはひと月半に一度のペースで通っていました。
先生は心の問題は専門外だから診断はできない。と私の状況を深く聞いてきません。
仕事が忙しく心療内科に行けませんでしたと言うと、
早く専門の医者に掛かりなさい、と言いながらも薬は処方し続けてくださいました。

これが本当にありがたかった。
人に妻との状況を話したくはないが、薬は欲しかった。

あまり大きな声でおすすめ出来ないのですが、心療内科に気が引ける方は内科に行ってください。


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2014年3月9日日曜日

裁判で使用した証拠資料について

不倫相手と裁判に臨む際に私は大まかに三つの証拠を揃えました。

①夫婦関係が破綻していなかった証拠
②不貞の事実
③不倫によって受けた不利益
これらの資料はまとめて提出したわけでは無く、
裁判での相手の出方に合わせて徐々に提出していきました。

要するに
これだけ仲の良かった夫婦が不倫の為に関係が破綻し、これだけ被害を受けた。
ついては賠償してください。
というストーリーを裁判官に分かり易く知ってもらう為に準備します。


①「夫婦関係が破綻していなかった証拠」について
正確には不倫発覚前までは愛し合う夫婦だった証明です。
相手方は必ずと言っていいほど夫婦関係が破綻していた、またはそう聞いていた。
と主張してきます。それを否定する為に必要です。

私の場合
・戸籍謄本
・不倫発覚直前の妻とのメール10通分位
を証拠として提出しました。
そのメールにはハートの絵文字が多用された、「早く帰ってきて」だとか
「今日の夜はくっついて寝よう」(要は今夜SEXしましょう)を印刷して提出しました。
それを弁護士さんに手渡しするんですよ。いいオッサンが恥ずかしいですよね。
戸籍謄本は夫婦であることの証明として提出しています。


②「不貞の事実」について
これはそのまま間違いなく不倫・不貞してますよね?という資料です。

私の場合
・間男のシフト表の休み部分と妻の手帳のチェックマーク部分のコピー
・ICレコーダーの音声と文字起こし
・例のアパート前に間男と妻の車や自転車が止めてある画像10日分くらい
・探偵の調査報告書 2回分 両日ともに動画付き
となります。

ICレコーダーの文字起こしは業者に頼むこともできるみたいですが
お金が掛かるのがバカらしくて自分でやりました。
不倫してる者同士会話、特に妻のうわずった声が気持ち悪く、この作業はとても苦痛でした。
アパート前の車の画像については
よく私の日記にチラホラとアパート前には車が止まってたとか書かれていると思います。
これはただ単純に見に行っていたのではなくて、写真を撮りに行ってたんです。

探偵の調査報告書はアパートの出入り2回分です。
二人そろってアパートに入るところ、翌朝二人で出てくるところの詳細が
動画付きで纏めれれており言い逃れの出来ない資料です。


③「不倫によって受けた不利益」について
被害があったことを証明する資料です。

私の場合
・医者の診断書と通院回数が分かるレシートコピー
・離婚後の戸籍謄本
を提出しました。

不倫が問題で薬を飲むようになり現在も継続して苦しんでいる。
離婚後の戸籍謄本は裁判後半でついに離婚に至ってしまった。と主張する為に使用しました。


裁判では相手方に資料の提出を求める事も可能です。
当方からはアパートの賃貸契約書の提出を求めました。
提出された契約書を見ると、
契約者は不倫相手のS、保証人欄は妻のMで続柄には何と






「婚約者」






と記載していました。まったく不倫脳は恐ろしいですね。




証拠は最終的にあなたを助けます。
くれぐれも収集している事を悟られないよう慎重に。


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2014年3月8日土曜日

妻の不倫と再構築


妻に不倫された場合、再構築はできるのか。


私の考えは「再構築不可能」です。
妻側が不倫した場合の再構築の成功例を私は知りません。


妻の不倫発覚当初、ネットを調べ、妻に不倫された夫側のブログを読み漁っていました。
内容はどれも悲惨なものばかりで、離婚になってしまうものがほとんどです。
再構築を選択し、不倫した妻と再スタートを切った場合でも、結末は離婚に向いてしまっています。

反対に、夫に不倫された妻側のブログでは再構築に成功したケースや、
再構築に向け努力しているブログが少なくありません。

この差について考えてみました。

女性の場合、永い期間子供をお腹に宿し、痛みを我慢しながら出産し、
何も出来ない赤ん坊を育てる。
泣く子供の我儘にも付き合いながら、夫の食事の準備や家事をこなします。
男と比べ、とても忍耐を必要とする経験を女性は毎日積んでいます。

この女性の忍耐強さが、夫の気持ちが戻る事を待てるのだと思います。

男の場合それが出来ません。
不倫発覚当初は元に戻れると強く願い行動するのですが、
その気持ちは残念ながら続きません。
どれだけ愛した妻だとしても、「他の男の性器を受け入れた事実」は
ボディーブローの様に再構築を望む夫の心を蝕んでいき、
妻への愛情は徐々に薄らいでいきます。

男でも忍耐強い人もいるだろう。という意見も有るかもしれまん。
ここでいう忍耐強さというのは、性格としての話ではなくて、
男と女の生物としての仕組みの違いというか、
そもそも備わっている機能の違いといった方が分かりやすいと思います。


ネットを見ると、された側の夫に対するアドバイスに

そんな嫁は捨てて気持ちを切り替えろ。だとか、
間男と嫁を不貞行為で訴え制裁を加えろ。

というものがほとんどです。
私は当時再構築を目指していたので、この手のアドバイスがとても嫌でした。

ただ、今はこのアドバイスに納得がいきます。
私は1年間、妻の気持ちが戻るよう努力しましたが無駄でした。
再構築の段階にもならない状態で破局しました。

いま私が相談された場合どう答えるか。
「すぐに離婚して切り替えた方がいい」
とアドバイスすると思います。

再構築を否定する訳ではないのですが、
不倫された夫にとって再構築は困難でいばらの道です。


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2014年3月5日水曜日

苦痛だらけの裁判

裁判はとにかく苦痛で何をどうしていたのかあまりよく覚えていません。

裁判開始時はまだ夫婦だった嫁に弁護士とのやり取りを気づかれたくなかった為、
会社のPCでアカウントを取ったフリーメールで弁護士と連絡を取っていました。
先方の陳述書やこちらの陳述書はPDFにされ、弁護士と調整をしていましたが、
裁判も終わり離婚も成立した後はそのアドレスにログインする事も無く時が経過し、
このブログを書こうとアクセスしようとした時には肝心のパスワードを忘れ、
何度もログインしようとした事も重なって履歴は削除されてしまいました。
本当であれば先方のおかしな言い分全掲載!とかしたかったのですが、
嫌な事は忘れようとする人間の性と、物覚えが悪い私の頭が相まって明確にお披露目出来ないのが残念です。

以下は裁判で嫌だった事。

①苦しくなるくらい嫌な不倫問題を陳述書にするために証拠を見返して文章にする事。

陳述書は弁護士により作成されますが、私の場合何を訴えたいのか原案を書いて弁護士に提出していました。
その為に日記を見返したり、証拠の画像や動画を見たりしました。
精神安定剤を飲みながら作業していたのを思い出します。いま考えても寒気がします。


②間男の言い訳と真剣に向き合わなければならない事。

先方の言い分はアパートに妻を送ったが、その場で酒を飲んだ為車で帰れず朝になったとか、
一晩中一緒にDVDを見ていた為朝になったとか。
だけど下半身の病気でEDだから性交渉は出来ないんです。とかもう訳が分かりません。

あと最後まで友達と言い張っていましたね。
百歩譲って友達なら、子供のいる家に帰らせるだろと。

それで何故この様な関係になったかというと
私との関係について悩んでいる妻の相談にのっていた。
アパートを借りたのもその為だとか。
間男曰く、妻は私より精神的DVを受けていて
・にらんだ
・外出時鍵を掛けられ追い出された
こんな事が有ったそうじゃないか。と主張してきました。

「にらんだ」については夫婦であればたまに喧嘩もするでしょう。
その時の私の目つきだそうです。で、精神的DVだそうです。
「追い出された」については妻が夜飲みに外出した際に(時期的に既に不倫中)
通常のカギだけでなく、手癖でU字ロックもかけてしまった事が有ります。
深夜帰宅した妻が玄関外から私の携帯をならし、気付いた私はゴメン!と
急いでドアを開けた事が有りました。
この1回あった事をもって精神的DVだそうです。

こんな言い訳はササッと反論して終了です。判決でもこんな主張採用されていません。
馬鹿馬鹿しくて嫌になりました。


③元嫁裁判に登場

間男との裁判途中で妻とは離婚になりました。
その元妻が裁判の最終段階で間男側の証人として出廷しました。
裁判所で間男・私・元妻三人初顔合わせです。
裁判の冒頭、裁判官より「嘘はつかない」ことを宣誓してと言われ
三人同時に「私はこの裁判において嘘はつかない事を誓います」的な事を合唱しました。
あーアホラシ。

多くの不倫問題のブログを見ましたが、この宣誓をさせられる場面を記載したものを見たことがありません。
もしかしてこの経験私だけがした貴重なものなんでしょうか。


この様な間男との裁判を地裁から高裁まで私は2011年8月~2013年6月まで続けました。
勿論私が勝ち、慰謝料は地裁で200万、高裁で220万に変わりました。
子供達を傷付け、家庭が壊された挙句、慰謝料はこれだけです。
弁護士は間男だけを訴えたので慰謝料が少なかった、
元嫁も一緒に訴えれば金額はもう少し多かっただろう。と言っていましたが後の祭りです。



左が地裁、右が高裁の判決文




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2014年3月4日火曜日

不倫と子供

離婚後、子供達との生活で気を付けた事や工夫した事。



①離婚の理由を伝えていません。


娘たちにはいまだに離婚の理由を伝えていません。
離婚後数日して三女に「お父さん、なんで離婚したの?」と聞かれたことがありました。
その時は「喧嘩してもう仲直り出来なくなっちゃったんだ。」と理由にならない話しをしました。
最初で最後、娘から離婚の理由を聞かれたのはこの時だけです。

離婚の直前、私と妻は子供に対しお互いを悪く言うのはやめようと約束をしました。
いくら離婚に至ったとはいえ大事な父と母な筈です。
その父母がお互いを悪く言うことは、これから思春期を迎える娘たちにとって
体が引き裂かれる様な思いをするのではないかと考えたからです。
お母さんは不倫してお父さんはこんなに苦しんだんだ。と言いたい気持ちを飲み込みました。

当初、離婚理由は娘たちが二十歳ぐらいになったら伝えようと考えていました。
色々な経験を積んだ二十歳であれば、伝えても酷く傷つくことは無いだろうとの思いです。
あと2年程(2020年現在)でその時期を迎えますが今は別に伝えなくてもいいか。と考えが変わってきています。
今後もし聞かれた場合、その時は簡単に伝えようかと思っています。

今も月に一度のペースで元妻と娘たちは面会をしています。
母の愛情をたっぷり受けている様で、帰ってくるなり楽しかったと会話が弾んでいます。
今でも歌番組を見た時に私は「お母さんと知り合ったころ流行っていた曲だ」とか、
ドラマを見ながら「お母さんに告白した時もこんな感じだった」と話しています。聞き流されますが。
娘たちが私に気を使わないように、離婚した元妻がタブーにならない空間にしようとしています。

この事については色々ご意見があるかもしれません。
離婚理由を知らされない事で娘に負担をかけていると考える事もあります。
ただし私たち親子にとってはより良い方法だったのかなと思っています。




②あれこれ手伝わせていません。


私は小2の時に母親を病気で亡くしました。
母親が亡くなって以降、放課後の校庭で友達と遊んでいるのを一人切り上げて家に帰り、
お米を炊いたり、洗濯物をかたしたり色々と手伝いをしていました。
文句も言わずやっていましたが正直嫌で嫌で仕方ありませんでした。

比べて私たち夫婦の場合は死別でもない完全な親のエゴで離婚になりました。
娘には親が離婚したせいで他の家庭より多くお手伝いをしなければならない。
と思わせたくありませんでした。
当初してもらった手伝いは、食事で使った分の食器洗いと、洗濯物を畳んでしまう。の二つです。
今は私の仕事帰りが遅い時、三人で晩御飯を自発的に作ってくれています。とても助かってます。

家事で工夫したポイントは下着や洋服は多く購入。
週末に洗濯機を回しながらあちこち掃除をし、洗濯終了後コインランドリーに持ち込む。
乾燥機にかけている間にスーパーに買い物に行き、一週間分の食料をまとめ買いして帰宅。
これが平日にやる事を減らす為、現在も続けている週末ルーティンです。




③叱りません。


片親だからこそしっかり躾ないと。とは思いませんでした。
父が怒った場合は母が優しくフォローするといった役割分担ができません。
そのため干渉や過度の躾はしないようにしました。
躾と言うよりもお父さんだったらこうするよとアドバイスする感じです。

一人親の場合、親が王様のように振舞うと子供の居場所が無くなってしまいます。
子供が非行に走る原因は家に居場所がない事。これだけだと思っています。
家に居場所があって温かいご飯が食べられれば、子供は簡単に非行に走りません。

思春期なので私を避けたり、とんでもない一言を言う時も勿論あります。
でもこれは当たり前。私も親を避ける時がありました。
反抗期は大人への通過点なので通り過ぎるのを待つだけです。

おそらく「娘さん達は非常識な子になってない?」と心配される方もいると思います。
大丈夫です。逆に私が身だしなみやら話し方を注意される程です。
親子の信頼関係さえ有れば周りとの関わりの中で子供はしっかりと成長していきます。
あまり肩ひじ張らずにのんびり構えていいと思います。




この三つだけではないのですが、長くなるので別の機会に書きたいと思います。




何年も前に貰った手紙です。
今も冷蔵庫に貼っています。泣ける…
     


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2014年3月1日土曜日

最後の日記のその後

もう離婚を決意している事、裁判用の資料はすべて揃っている事もあり
2012年3月11日を最後に日記を書くのを辞めました。

この後話し合いを数回行い、離婚協議書にまとめ二人で署名捺印。
それを公証役場に持ち込み公正証書化。2012年5月1日に離婚届を提出しました。


約束した内容は大まかに以下となります。
・親権・監護権は私。
・子供達のと面会は月1回程度、3人同時に行う。宿泊を伴う場合は相談。
・私へ毎月末日に養育費の支払いをする。それぞれ二十歳になるまで。
 ただし二十歳の時点で学生だった場合は卒業まで支払う。
・家や車、預金や年金の財産分与は無くこれで清算。

私は父のいた会社に転職しました。地元近くの職場に通いながら子育てをし、
その後全員が中学生になった頃より同じ会社の東京の職場に通っています。

子供達は道を外す事無くまっすぐ育ってくれています。
育児で工夫した事については別に投稿しようと思います。

子供達の成長を見守れるのは最高の喜びです。


 
 
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2012年3月11日日曜日

■3月11日(日曜日)【最後の日記】

午前中に私一人で車に乗り買い物へ。
久々に例のアパート前を車で通ってみると、カーテン等無くもぬけの殻となっており
どうやら引き払った様だ。

ただし、そこにあった家財道具を妻の自宅2階に持ち込むことは考えられず、
おそらくはまたどこかのアパートないし、トランクルームに荷物を運び入れていると思う。


2012年3月10日土曜日

■3月10日(土曜日)【子供の心の傷】

10時に起床。妻は既に外出していた。
長女に聞くと「ソフトボール」の委員会(?)に行くと言い外出したとのこと。

私は昨晩遅くまで起きていた事もあり、再度ベッドへ。
すると11時頃次女が私の寝ている布団の中に潜り込んで来た。
しばらくして泣き出したので理由を聞くと、ある物を見つけたと言う。
私が見つけたものは何?と聞くと今から持ってくると言い1階へ行った。
戻ってきた次女は(以前妻に預かっておいてと渡した)離婚届を持っていた。
次女は私の布団に再度入るとシクシクと泣き出した。
私は、妻が役所勤務の為、こういった書類も扱うこともあるのでは?と言ったが、
次女が離婚届のページをめくると、妻の部分が既に記入されていた。
その後、次女は布団に顔を埋め、大きな声で泣き出し、私の掛ける言葉も関係なく泣き通しだった。
どうやら、妻はPCの上に離婚届を隠していたようで、お絵かきをする紙を探しているときに
三女が見つけ、渡されたらしい。

その時に妻が帰ってきた為、妻に何故そんなとこに置いたのか等聞くと
特に理由を言わずあっけらかんとしていた。
妻がどうしよう?と聞いたため、とにかく今すぐ提出できるものでもなく、
また、条件等も決まっていないので次女をなだめようと言うと妻は、
喧嘩した時に勢いに任せて書いてしまった。安心して。と伝えると答えた。
その後、妻が次女をなだめ落ち着かせる。

妻と簡単に話合いをする。
妻は春休みに子供に離婚になる事を伝え、その後は(妻の)実家の2階で暫く生活する。
その間も、子供が帰る頃の夕方から21時までは私の家で面倒をる。と言っていた。
私は今日の夜にでも話しあおうと伝えた。

その後、次女と三女を連れ、ファミリーレストランにケーキを食べさせに連れていった。
その間、長女と私で話をする。長女も次女が泣いている理由に気づいているようだった。
三姉妹で「子供の気持ちにもなって欲しいよね」と話すことがあると言っていた。
私は長女に「今はお母さんと喧嘩しているけど、仲直りできるように頑張っている」と伝えた。

ただ、その晩妻と今後について話すことは無く、21時頃皆就寝した。